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2012年10月

2012年10月 2日 (火)

要するに、これ。

友人から送られてきた

素晴らしい文章

そのまま載っける

要するに

これだ。

医者に限らず、自分もこうありたい。

………

「訴えられる医者とは」

マルコム・グラッドウェル著『第1感』光文社2006/2/23発行より

訴えられやすい医者と訴えられにくい医者がいる。

それを調べる方法は二つ。

まず、医者が受けた教育と実績を調べ、過去数年間に犯したミスの記録を分析する方法。

もうひとつは医者と患者の短い会話を聞く方法である。

たいていの人は、二つめの方法がいいに違いないと考えるはずだ。

そのとおり。

でもなぜ?

実を言うと、医者が医療事故で訴えられるかどうかは、ミスを犯す回数とはほとんど関係ない。

訴訟を分析したところ、腕のいい医者が何度も訴えられたり、たびたびミスをしても訴えられない医者がいることがわかった。

一方で、医者にミスがあっても訴えない人がかなりの数に上ることもわかった。

要するに、患者はいい加減な治療を受けただけでは医者を訴えない。

訴訟を起こすにはほかに「わけ」がある。

その「わけ」とは何か。

それは、医者から個人的にどんな扱いを受けたかである。

医療事故の訴訟にたびたび見られるのは、医者にせかされたとか、無視されたとか、まともに扱ってもらえなかったという訴えだ。

「患者は好きな医者を訴えたりしないものなの」と医療事故訴訟が専門の弁護士アリス・バーキンは言う。

医療について研究しているウェンディ・レビンソンは医者と患者の会話を何百件も録音した。

ほぼ半数の医者は訴えられたことがない。

あとの半数は二度以上訴えられている。

二つのグループの医者に明らかな違いがあることを見つけた。

訴えられたことのない外科医は、訴えられたことのある外科医よりも、一人の患者につきあう時間が3分以上長かったのだ。

この分析をさらに進めた実験もある。

心理学者のナリニ・アンバディは、外科医と患者の会話に注目した。

判定者は外科医の技術レベルについては何も知らなかった。

患者に何を話していたのかさえわからなかった。

判断材料は外科医の声を分析した結果だけ。

威圧感のある声の外科医は訴えられやすく、声が威圧的でなく患者を気遣うような感じの外科医は訴えられにくかった。

医療事故というと、とんでもなくややこしい問題のように思うかもしれないが、要は患者を大事にしているかどうかの問題であり、その態度は声の調子に現れるのだ。

医者にとって最も損な声は威圧的な声ということになる。

【人の心に灯をともす】http://merumo.ne.jp/00564226.html より

飲食店などで苦情になるのは、料理がまずかったとか、料理が遅い、という事実より、その後の店側の対応が悪かった、というのがほとんどだ。

店員が、「謝っていない」、「態度がでかい」、「誠意がない」といったときに起こる。

人に好かれないタイプの典型は、「偉そう」、「傲慢」、「尊大」、「威張る」、「威圧的」、「見下す」といった態度で接する人たちだ。

反対に、好かれるタイプは、「謙虚」、「気遣いがある」、「人なつこい」、「愛きょうがある」、「可愛げがある」という人たち。

人間の意識や態度は、言葉遣いや、声の調子に歴然と現れる。

だから、誰かと、ほんの二言三言、言葉を交わしただけで、人間性なり性格が判断されてしまうということは心しなければならない。

訴訟される医者も、嫌われる人間も、突き詰めれば、「人を大事にしているかいないか」によって決まる。

人を喜ばせ、大事にする人間でありたい。

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2012年10月 1日 (月)

おとといきやがれ

ものの順序と、いままでのデータがあるレスパイト病院の泌尿器科へまず行ってみようという事になった

往診医から「どんな感じかわからないから、変な事になったら「往診医と相談する」って帰ってきて」と言って下さってた

……

診察室入室

医師「何か持ってきてないの?レントゲンとか、データ」

私「ずっとこちらでレスパイトさせて頂いていたので、全部こちらにあります。紹介状も提出させて頂きました」

「ああ、」と

紹介状と電子カルテとレントゲン見られる

医師「僕はお母さんと同じ病気の人の膀胱結石取ったことある、8月●日にしよう。

開腹手術1週間くらいで回復、1ヶ月くらいの入院になる」

あまり一方的で驚きつつ

私「ありがとうございます、ただ、母本人も私も往診医も在宅体制どもでは、できれば粉砕でできないだろうかという事で今回ご相談に参りまして…

かねてより、こちら神経内科主治医とも相談させて頂いておりまして、よく承知しております。」

医師「粉砕は残る。お腹切って取ればスッキリ治癒する」

「ありがとうございます、、、ただそのように思ってもいなかったので、、、、誰も思ってなかったので、、、、戸惑ってますすみません等

(横柄過ぎて、切るにしても、この人にやってほしくないと思い始めてきてた)」

「入院手術となれば、どこか近い病院に(この病院は我が家から遠いのであった)何とかご紹介は頂けないでしょうか」

横柄じゃなくても、粉砕にしても↑この旨言ってみる事は往診医と事前相談で決まっていた。

医師「ああ、●●病院でもどこにでも紹介するけど、僕みたいにやるって言うかわからないよ」

こういった恩着せられつつ、高圧的なのは慣れているし

私達も当然お手数をおかけする患者なので、申し訳ない気持ちや、かなり熟考して挑んでいる。よく心得ている。

ただ、完全に心のシャッターが閉まってしまったのは

「それからね、

ご本人を前に言いにくいけど、

人は死ぬ。

えーっと、、モー母7●歳、

あなたはいくつ?

3●歳か

2人とも死を覚悟する年齢だ

モー母は自分の死、あたなは親の死

手術中に亡くなる可能性ある

脳梗塞や、心筋梗塞もおこりうる。

でも、自分はあなたのお母さんと同じ病気を持っている患者の膀胱結石を切って取ったことあるから。

じゃあ8月●日に。するんだったら、電話連絡してきて下さい」

(あまりに具体的になりすぎるので怒りの全てを記してはいません)

………

怒りというか、悔しいというか、おとといきやがれ

胸に渦巻いて、何の収穫も無く帰宅するわけにいかない気持ち

でも表面的にはあくまでも冷静に

神経内科主治医に報告がてらという名目で看護師さんに主治医を呼んで頂いた

(診察を聞いていた看護師さんも、気持ちに沿うような態度、協力的にしてくださった(ありがとう))

主治医は忙しいのに来てくださった(いつも本当に良い医師です)聞いて下さって

「、、、、なに?、、、、、●●先生はベテランの色々よく知ってる医師だと思うが、、、、

そんなのセカンドオピニオンをすればいい、粉砕でやれれば一番いい。

何か必要なデータあれば自分からも書きますんで。等々」

頂きました、その言葉。感謝の極み。頼れる主治医。

お蔭さまで私達無事帰宅できます。

………

往診医「は…?なにそれ~

そんなこと全部わかってこっちは行っている、

モーさんちだって全部わかって相談しに行っている、

そんな手術時の同意書の話以前、そんな話をしに行っているんじゃない、全部わかっているよね。

じゃ、わかった、

ちょっと、実は以前から少しづつ聞いている医師がいるから聞いてみる

紹介状持って、受診しましょう。」

世界一の往診医。。。。。。。(2回目)

…つづく…

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