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2007年5月22日 (火)

ある現実②

ヘルパーになって本当によかった

前回の痒いお宅とは別のお仕事が入った(もうひとつの事業所で)

これまた私の前回のイメージを一新させるものとなった

老夫婦と息子さんが住んでいらっしゃり、ご夫婦とも要支援と要介護でいらっしゃる

「出来る限り自分達でやって、なおかつ少しずつ出来る事を増やしたい、外出が出来ないのでヘルパーさんを楽しみにしている」ヘルプサービスのニーズだった

奥さんの方が具合が悪く、主にご主人が奥さんの為にご飯を作ったり家事をしている

息子さんも交代でされている

いつもニコニコ穏やかで、率先して奥さんの事をされていた

家は昔ながらの感じだが、小奇麗にしてある

なんとこの前向きなお宅!

ヘルパーの仕事は家全体の掃除なんだが、こういうお宅だと

「なんかもっとさせて頂く事はありませんか」とは言わないが、そういう気分になった

仕事中、頭に時給なんてよぎらない

本当に色々と勉強になった

本当に穏やかな方だったので自分の利用者側としての勉強にもなった

何か役に立ちたくてお伺いしたのに、自分が癒されて帰ってきた

それはそうと

事業所の違いも感じた

所長や事務員、全体の雰囲気はもちろん

今回の事業所は、採用になってから

所長による事前研修あり、利用者ファイルあり、同行あり、事前説明あり等々…

出勤形態も毎月自分の出勤できる日時が多少違っても大丈夫で、利用者完全固定制ではなく何人かで固定する方法で、毎月出勤表を提出する

今の重度在宅介護生活をしている私には大変ありがたく

働く側としても非常に安心感があった

痒いお宅へ派遣して頂いた事業所の方は、採用後

1件派遣先があるので当日事業所へ来て下さいとのみで、当日もそのまま先輩ヘルパー連れられて始めるという感じだった

どういう病気の利用者か等こっちが聞いて初めて「足が悪いのかぁ~わかんない」と教えてくれるという感じで正直全くわからなかった

でも最初に稼動した事業所だったので、こういうもんなんだと思っていた

時給がやけに高く、時給で気持ちを落ち着けた(ヘルパーの定着率が低いと事業所と聞いていたので理由がわかった気がした)

出勤形態も完全ん固定化だった

私は利用者でもあるので完全固定化の理由もわかるし、やるからにはいい加減な気持ちではしたくないので

今自由な身の状態であれば全く問題なかったが、現状では厳しかった

面接の時にわかれば良かったが、実際おのおの入って経験してみないと具体的なところまではわからなかった

最初のときにヘルパー学校でも、我が家のヘルパーさんからも

「事業所は自分のカラーに合った所を選べば良い、時給じゃない」と教えてもらっていたけれど

本当だった

だからせっかくだったがお手数だけ掛けて本当に申し訳なかったが、痒い事業所はお断りした

数分のイヤミに絶えた

自分のせいで当たり前で仕方ないし

変な言い方だが、稼働時間も限られていて、限られている所に入れてくれたのに、こんな痒い派遣先は無理だといい、今後も稼動時間も限られている私はこの業務形態の事業所には迷惑なだけだと思うし

とにかく自分の為にそうした

こういうことがあると若い時分は、なんだかんだいって一瞬自暴自棄で落ち込んでだと思う

今回、この歳になると心臓に毛が生えるという実感もをした

本当に色々勉強になる

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